最近見た映画、と言っても、スクリーンではなくDVDですが……。
溝口健二監督の「お遊さま」の映像美に心打たれました。
1951年の作品ですから、モノクロの映像です。
カメラは、かの有名な宮川一夫。
溝口健二監督の作品は初めて観たのですが、
庭園や古い町屋のたたずまいなど、
古き京都が本当に美しく描かれていました。
ことに印象に残ったのは、舞台が東京に移ったラスト近くの描写です。
遠景に蒸気機関車が過ぎ去り、
近景には、つつましやかに暮らす主人公夫婦の家と狭い庭。
すぐ横に小川が流れて、小川と庭とを質素な板塀が隔てる。
真四角な板を互い違いに組んだ板塀にカメラが寄ると、幾何学模様が、見事に美しく現れる。
庶民の庭の板塀を、こんなにも美しく撮った映画はかつてあっただろうか。
裕福な家庭環境から、一転して落魄した若夫婦の心象風景のようで、
溝口健二監督と宮川一夫の、美意識の素晴らしさを実感しました。
溝口健二監督の「お遊さま」の映像美に心打たれました。
1951年の作品ですから、モノクロの映像です。
カメラは、かの有名な宮川一夫。
溝口健二監督の作品は初めて観たのですが、
庭園や古い町屋のたたずまいなど、
古き京都が本当に美しく描かれていました。
ことに印象に残ったのは、舞台が東京に移ったラスト近くの描写です。
遠景に蒸気機関車が過ぎ去り、
近景には、つつましやかに暮らす主人公夫婦の家と狭い庭。
すぐ横に小川が流れて、小川と庭とを質素な板塀が隔てる。
真四角な板を互い違いに組んだ板塀にカメラが寄ると、幾何学模様が、見事に美しく現れる。
庶民の庭の板塀を、こんなにも美しく撮った映画はかつてあっただろうか。
裕福な家庭環境から、一転して落魄した若夫婦の心象風景のようで、
溝口健二監督と宮川一夫の、美意識の素晴らしさを実感しました。


