しがない人生

四季の移ろいを背景にして、 主人公の情感が、匂うような小説をupしていきます。

男の美学

2001年公開の『ホタル』、1999年公開『鉄道員(ぽっぽや)』は、
高倉健が主演し、降旗康男が監督をしている。
『ホタル』の舞台は、南国鹿児島の漁村であり、
『鉄道員(ぽっぽや)』は北海道の雪に埋もれた駅舎が舞台だ。
共に、主人公は世渡りの下手な、生一本の男。
片や、特攻隊の生き残り。片や、一人勤務の駅長。
オーバーアクションすることが演技だと誤解している男優の多い中、
高倉健の抑制された静謐な演技に、男の美学を感じます。
忘れられないのは、両作で共演している小林稔侍の味のある演技です。
小林稔侍の饒舌と、無口な高倉健との対比。
暮れなずむ海辺に浮かぶ漁船や、広い雪原を走るキハ12の情景に、
男二人の友情が染み入るようです。

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