しがない人生

四季の移ろいを背景にして、 主人公の情感が、匂うような小説をupしていきます。

箱根の新緑

山里の桜が散ると、冬景色だった山肌には、一斉に桜が咲く。
豆桜、山桜、大島桜が咲くさまは、山肌のあちこちに、小さな雲を浮かべたように見える。
全山の桜が散った後、山肌は清々しい新緑に被われる。

今、箱根は新緑が美しい。

湯本から大平台へかけて、国道一号線をドライブすると、
新緑のシャワーを浴びているような錯覚に捉われる。

登山電車の出山鉄橋からの眺望も素晴らしい。
両側にそそり立つ山々は、新緑に輝き、さながら、印象派の絵画である。

五月上旬までが、新緑の旬。
風薫る五月というが、まさに、一年中で一番爽やかな季節だ。
新緑の中に、身を置くと、
皆に幸あれ、と素直に思えてくるのはなぜだろう。

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